日本は長い間、慶事・生前のことは神社で、凶事・死後のことはお寺でというように使い分けてきたこともあり、現在でも葬儀は仏教形式をとるのが一般的です。
しかし、古事記・日本書紀にもその記述があるように、我が国には仏教が伝わるよりも遙か昔から連綿と行われてきた「神葬祭」という神道式の葬儀があります。特に九州や山陰では広く行われているようです。
私たち、日本人は初宮詣・七五三・成人式・結婚式等、人生の節目の行事を神道で行っているのですから、人生の締めくくりも同様に神道式で執り行うのが本来のあるべき姿ではないでしょうか。
斎場について
神道では、境内施設での御葬儀はできませんので、神社外斎場のご案内をいたしております。どうぞご相談ください。
御玉串料は、祭儀(下記流れの4.通夜祭~8.火葬場祭の場合)より承っております。葬儀の規模(祭員の人数)にもよりますので、ご相談下さい。
神葬祭の流れ
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枕直しの儀
御遺体に白木綿の小袖を着せ、北枕に寝かせて、守り刀を枕もとに置きます
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納棺の儀
親族の手で御遺体を棺に納め、棺に蓋をして白布で覆います。
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柩前日供の儀
納棺から発柩祭までの毎日朝夕の2回、常饌(日常の食膳)を供えて、喪主・家族が拝礼します。
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通夜祭
故人を悼む儀式です。
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遷霊祭
故人の御霊(おみたま)を霊璽(れいじ)にお移しする儀式です。
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葬場祭
故人を偲び悼み、御冥福を祈る儀式です。
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発柩祭
一般会葬者が故人に最後の別れを告げる儀式です。
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火葬場祭
近親者が故人に最後の別れを告げる儀式です。
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帰家祭
故人の御霊(おみたま)が無事に家に帰ってきたことを報告する儀式です。
※これはあくまで一例です.地域によって異なることがあります。
日年祭
百日祭・一年祭・三年祭・五年祭・十年祭・二十年祭・三十年祭・四十年祭・五十年祭・百年祭があります。