玉串とは、榊の枝に、白い紙(紙垂)を結びつけたものをいいます。玉串を捧げて神様を拝むのが正式な作法です。
お賽銭は神様に対する感謝や祈願を表すお供えの一つです。古くは、神様に米類(稲穂・酒・餅等)をお供えするのが一般的でしたが、田畑の無い都市部においてこれらに代わる物として貨幣が用いられるようになり、現在のかたちが定着したと考えられています。
また、日本には言霊(ことだま)信仰といって、人の発する言葉には力があり、良い言葉・清らかな言葉を用いれば万事良方に向くという考え方があり、縁起の良い掛詞や語呂合わせを特に好んで用いました。
こういったことから、通常のお賽銭に併せ、五円玉・五十円玉(御縁を重ねる)を添えられる方も多いようです。